しかし、急速な人口流入は同時に「朝の激しいラッシュ」という課題ももたらした。7時30分から8時30分にかけての仙石線上り列車は車内が過密状態となり、混雑率はピークに達する。仙台駅へ向かう通勤・通学客にとって、毎朝の遅延リスクや車内の息苦しさは死活問題だ。
そこでいま、地元住民の間で密かに活用されているのが仙台市交通局が運行する路線バスを利用した混雑回避ルートである。駅前ロータリーから発着する市営バス路線を上手く組み合わせ、陸前原ノ町駅や地下鉄東西線の卸町駅方面へと迂回することで、激しい乗車待ちをスマートに回避できる。また、あえてピーク時より15分~20分早い「早朝シフト」をとるだけでも、車内の快適性は劇的に向上する。鉄道輸送事業者の運行データやリアルタイムの運行状況案内アプリを活用することが、ストレスのない通勤をかなえる鍵となる。