2026年3月の北陸新幹線敦賀延伸から丸2年。この交通革命が最も大きな恩恵をもたらした分野の一つが、実は高校スポーツの現場だ。かつては関西や関東への遠征といえば長時間の移動がつきものだったが、今や東京まで直通、関西圏へも圧倒的なアクセス性を誇る。移動による選手たちの身体的負荷は劇的に軽減された。
この変化はスカウティングの範囲にも波及している。全国から志の高い中学生が集まる環境がさらに強固になり、同時に他府県の強豪校との練習試合のセッティングも格段に容易になった。現場の指揮官は「移動のストレスが減ったことで、遠征先でも本番さながらの集中力を維持できるようになった」と手応えを語る。