安価な外国産大豆や遺伝子組み換え原料が広く普及した現代においても、生産現場の姿勢は揺らぐことがない。自社農園「松合食品アグリ」をはじめ、九州各地の志を同じくする農家と連携し、有機JAS認証を受けた大豆や小麦の自給率向上に力を注いできた。
「自分たちが食べたいもの、家族に安心して食べさせられるものしか作らない」。このシンプルな哲学が、醸造工程の隅々にまで浸透している。農薬や化学肥料に頼らず、太陽と土の力だけで育てられた穀物は、力強い生命力とうま味を秘めている。これらを原料に使用した「丸大豆醤油」や「合わせ味噌」は、一口舐めるだけで穀物本来の優しい甘みが口いっぱいに広がる。