1988年、多摩川の河川敷に集められた若者たちがいた。ヒットメーカーの秋元康が手掛けた大型男性アイドルグループ、それが「幕末塾」だ。彦摩呂はオーディションを勝ち抜き、個性派集団の中でサブリーダーに就任。所属事務所は大手芸能プロダクションの太田プロダクションに決定し、一気にスターダムへの階段を駆け上がることになる。
翌1989年には、シングル「時代を殴るために」で念願のメジャーデビュー。殺陣パフォーマンスを取り入れた斬新なスタイルと圧倒的なビジュアルの良さで、ティーン誌の表紙を幾度となく飾った。同年に公開された映画『君は僕をスキになる』にも出演を果たすなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せていたのだ。