産業経済ニュースの最前線で今、最も激しい地殻変動が起きている。建設通信新聞Digitalなどの報道でも連日報じられている通り、デジタル技術を活用した業務改革「インフラDX」は、もはや単なる試行段階を完全に脱した。設計から施工、維持管理に至るプロセスの完全デジタル化が進む一方で、対応の遅れた中堅・中小企業との二極化が深刻な課題として表面化している。
「もはや従来の延長線上に未来はない」――そう語るのは、取材に応じた大手ゼネコンの経営企画幹部だ。発注者と受注者の双方に求められる意識改革は、過去数十年の商慣習を大きく揺さぶっている。独占取材で明らかになったのは、現場のデジタルシフトが企業のM&Aや提携劇を加速させているという事実だ。生き残りをかけた再編の波は、地方の有力建設会社から都市部の大手まで、等しく飲み込みつつある。