「義理の両親は決して悪い人たちではありません。でも、家に着いた瞬間から全身の筋肉が強張って、息が浅くなるんです」
そう語るのは、東京都内に住む30代の会社員・Aさんだ。義実家に到着した瞬間から始まる食事の手伝い、気を使い続ける雑談、子どもの教育方針に対するさりげない口出し。決定的な暴言や嫌がらせがあるわけではない。むしろ相手は良かれと思って発言している。それゆえに反論することもできず、不快感を顔に出すことすら許されないような独特の圧迫感が部屋を満たす。「気遣いの行き届いた良い嫁」を演じ続けた結果、帰省から戻った後に激しい頭痛や嘔吐で倒れ込むケースも珍しくない。