桜丸の魅力は、季節や海底のディープエリアに応じた多彩な釣目(つりもく)にある。狙うターゲットと釣法は多岐にわたる。
1. 圧倒的人気のSLJ(スーパーライトジギング)と近海ジギング
水深20m〜60m前後の浅場〜中深域を狙うSLJ(スーパーライトジギング)は、軽快なタックルでダイレクトな引きを楽しめる。イサキ、アカハタ、キジハタ、イナダ(ハマチ)、青物から高級底物まで目まぐるしくヒットする。初心者や女性でも体力的な負担が少なく、手軽に爆釣の爽快感を味わえるのが特徴だ。
2. 激流の大物勝負:カンパチ・サワラ・ハタジギング
一転してボトム付近の根をダイレクトに叩くパワフルなジギングでは、10kgを超える大型カンパチや、鋭い歯を持つ特大サワラ(神海サワラ)、そして重厚な引きを見せるマハタやクエがターゲットとなる。一瞬の油断がラインブレイクに直結するスリリングなファイトは、オフショアアングラーの真骨頂と言える。
3. 深海の宝箱:アカムツなどを狙う中深海スロージギング
水深200m〜300mオーバーの深海域を狙う中深海ジギングでは、「赤い宝石」と称される最高級魚アカムツ(ノドグロ)やクロムツ、アラを狙う。繊細なアタリを捉え、ジグのフォールアクションを駆使して喰わせる高度なゲーム性がマニアを唸らせている。
4. 遠征エリアの聖地:金州(きんす)攻略の醍醐味
御前崎から南東へ約30km。駿河湾と遠州灘を分かつ海底山脈「金州の瀬」は、解禁期間(4月初旬〜11月末)のみ進入が許される伝説のポイントだ。黒潮が直接当たるため大型ヒラマサ、カンパチ、キハダマグロ、カツオが回遊し、けた外れのドラグ音を響かせるドラマが日々生まれている。