玉造のお好み焼き「ぶ」のメニューを開くと、豚玉やスジ玉、ミンチ玉といった定番から、フレンチやイタリアンの技法を感じさせる創作料理まで、約10種類以上のお好み焼きと多彩な一品料理が並びます。
訪れた人が必ずと言ってよいほど注文するのが、屋号を冠した「ぶ武スペシャル」です。この一枚は、関西風のふんわりとした生地の旨味と、広島風のキャベツや具材を丁寧に蒸し焼きにするアプローチを高度に融合させたハイブリッド仕様。大振りにカットされた上質な豚肉やエビ、イカなどの海鮮が贅沢に織り込まれ、一口ごとに異なる食感と旨味が押し寄せます。特筆すべきはキャベツの切り方で、あえて不揃い気味のざく切りにすることで、熱を通した際の自然な甘みとみずみずしい歯触りを極限まで引き出しています。
さらに、玉造「ぶ」の鉄板焼きでおすすめとして外せないのが、山芋をふんだんに配合した「ふわふわとん平焼き」と、魚介の凝縮したエキスで麺を炒め上げる「海の塩焼きそば」です。加えて、ブルーチーズの風味を利かせた洋食焼きや海老マヨなど、従来のソース一辺倒ではないメニュー展開がなされており、ビールやハイボールだけでなく、店主が厳選した自然派ワインとの相性も抜群。粉もんの重たさを感じさせず、最後まで軽やかに味わえる計算し尽くされた仕立てが光ります。