今井絵理子氏が政治家への道を歩み始めた最大のきっかけは、2004年に誕生した長男・今井礼夢(らいむ)氏が生まれつき聴覚障がいを抱えていたことでした。シングルマザーとして子育てに向き合う中で、障がい者を取り巻く法制度の壁や支援の不足、社会の無理解に直面した体験が、彼女の価値観を根本から変えることになります。
音楽活動の傍らで全国のろう学校や児童養護施設への訪問を重ね、NHKの『みんなの手話』で司会を務めるなど、福祉活動に深くコミットしていきました。その地道な草の根活動に目を留めたのが自由民主党です。党の目玉候補としてスカウトを受けた今井氏は、「障がいを持つ子どもたちやその家族が生きやすい国を作りたい」という切実な思いから出馬を決断。2016年7月の第24回参議院議員通常選挙において、比例代表区で見事初当選を果たしました。