アイドルにとって卒業とは、ひとつの時代の終焉であり、新たな人生への幕開けでもある。グループ活動の集大成として編纂される卒業記念フォトブックには、歳月を重ねた者だけが醸し出せる特別なドキュメンタリー性が宿る。
長年にわたりグループの精神的支柱を務め上げた柏木由紀の卒業作品は、その最たる結実だ。アイドルとしての美学を貫き通した姿勢と、大人の表現者としての成熟が同居するカットの数々は、長年のファンだけでなく業界関係者からも絶賛を浴びた。
こうした作品の多くには、一般誌には決して載らない舞台裏の秘蔵ショットや、盟友たちとの濃密な対談テキストが収められる。店頭限定の別バージョンカバーやアクリルスタンドなどの付録施策も手伝い、単なる書籍を超えた希少な記念碑として扱われている。