『ピカルの定理』が今なお伝説と称される理由は、出演していたレギュラー陣が現在、エンタメ界のトッププレイヤーへと昇り詰めている点にある。当時は若手ホープだったキャストたちが、時を経て日本のお笑い界や海外シーンを牽引する存在となった。
渡辺直美は日本を飛び出し、ニューヨークを拠点に世界的なインフルエンサー・コメディアンとしてグローバルに活躍している。ピースの綾部祐二もアメリカへと拠点を移して独自のアプローチを続けており、相方の又吉直樹は芥川賞受賞作家として文学界でも不動の地位を築いた。さらに、番組途中でレギュラー加入した千鳥の大悟やノブは全テレビ局で引っ張りだこの超売れっ子MCであり、平成ノブシコブシの吉村崇や徳井健太もバラエティ界に欠かせないポジションを確立している。当時の番組は、まさに次世代のスターが一堂に会した奇跡のドリームチームだったと言えるだろう。