狼板を語る上で欠かせないのが、サウンドプロデューサーであるつんく♂が手掛ける楽曲に対する執拗なまでの音楽的ディスカッションだ。ファンク、ソウル、ディスコ歌謡をベースにした緻密な16ビートのグルーヴや独特の譜割りを、名もなきユーザーたちが徹底的に解体し、議論を戦わせていた。
ベースラインの良し悪しやコード進行、歌唱における母音の響かせ方に至るまで、音楽専門誌顔負けの分析が日常的に投下されていた事実は興味深い。公式のレビューよりも早く、鋭く、容赦のない批評眼。プロデューサーの意図を深読みし、時に愛ある毒舌を交えながら語り合う土壌が、ハロー!プロジェクトの音楽的深みをファン自ら耕す結果を生んだ。