このブームをメディアの最前線で牽引した立役者として、吉本興業に所属するお笑いコンビ「かまいたち」の存在を外すことはできない。特にボケの山内健司が魅せる、ロジカルかつ強烈な主張を繰り広げた直後に一転して突き放すような芸風は、この言葉の持つ笑いのポテンシャルを最大限に引き出してみせた。
吉本興業の劇場文化やバラエティ番組を通じて、関西芸人たちが日常的に使っていたテンポの良い掛け合いが全国の視聴者に届き、関西弁特有の言い回しが「おしゃれで使いやすいコミュニケーションツール」へとアップデートされた。お笑いファンのみならず一般層へと浸透した背景には、彼らの卓越したトーク力と圧倒的な露出量があった。