20%近い数字を誇る人気番組が、なぜ2008年春というタイミングで終了を迎えたのでしょうか。巷では「視聴率低下による打ち切り」「局との金銭トラブル」など様々な憶測が飛び交いましたが、実際の終了の真相には複数の決定的な要因が重なり合っていました。
公式に発表された最大の理由は、細木数子氏本人が「本業である六星占術の執筆や研究、後進の育成に専念したい」と申し出たことでした。当時70歳を目前に控えていた細木氏にとって、週に複数本抱えるテレビのレギュラー収録と執筆活動を両立させる生活は体力的な限界に近づいており、一区切りをつけたいという意向が強く働いたとされています。
一方で、当時のメディア環境の変化とコンプライアンスの厳格化も見逃せない背景です。2000年代後半に入ると、週刊誌等による過去の経歴報道や占術ビジネスをめぐるバッシング報道が過熱。さらに放送倫理を巡る議論(BPOへの意見など)が高まり、テレビ局側がオカルトやスピリチュアル、過度な断定調の占い演出に対して慎重姿勢を強めざるを得なくなった時期と重なりました。
制作費の高騰やタレント側の契約更新のタイミングも重なり、局と出演者の双方が「最も華々しい絶頂期に番組の歴史に幕を下ろす」という大人の決断を下したのが、一連の打ち切り理由の実像です。