昭和ポップスやシティポップのブームを経て、Z世代にとって80年代の音楽は「エモい」ものの代表格となった。しかし、「ミス・ブランニュー・デイ」を聴き込んだ若者たちの反応は、単なるノスタルジーに留まらない。歌詞の真意に気づいた瞬間、彼らは背筋が凍るような感覚を覚えるという。
「これ、私のことじゃん」と気づく若者が続出しているのだ。流行のカフェに行き、流行のコスメを買い、同じような画角で写真を撮ってアップする。その行動様式が、40年前に桑田佳祐によって「ミス・ブランニュー・デイ」として痛烈に批判されていたという事実。このタイムスリップしたかのような既視感が、SNS上での考察ブームに火をつけた。