ここ数年、彼女の真価がより色濃く発揮されているのが、個人のPodcastや動画配信メディアでのトークだ。テレビの尺や演出の制約から解き放たれた空間で語られるのは、日常の他愛もない出来事や、50代を迎えて直面する身体の変化、ふとした夜に襲ってくる孤独感といった、極めて個人的で切実なテーマである。
「朝起きたら膝が痛い」「一人で食べる晩酌のおつまみが一番美味いけど、たまに虚しくなる」といった、気取らない告白。それに対してリスナーからは「大久保さんの話を聞いていると、自分だけじゃないと思えて安心する」「飾らない言葉に涙が出た」といった声が殺到している。彼女は高高と「女の生き方」を説く啓蒙家ではない。同じ地平に立って一緒に愚痴を言い合える、頼もしい近所の姉御なのだ。