一歩足を踏み入れると、そこは仮想の被災地です。現在の防災訓練は、かつての「消火器の使い方を習う」といった単純なステップを遥かに超えています。VR(仮想現実)技術を駆使した体験ゾーンでは、激しい揺れとともに崩落する街並みや、目の前まで迫る濁流が圧倒的な臨場感で再現されます。
特に注目すべきは、最新の地震シミュレーターです。過去の大震災の揺れを正確に再現するだけでなく、2026年現在懸念されている大地震の予測データを基にした未知の揺れも体感可能。立っていることすら困難な空間で、人間がいかに無力になるかを思い知らされます。この「恐怖の疑似体験」こそが、日常の備えを促す最大のトリガーになるのです。