右腕を失い、生活様式が一変した佐野氏を最も近くで支え続けているのが、妻をはじめとする家族の存在です。
突然の障害告知と右腕の切断は、本人だけでなく家族にとっても耐え難い現実でした。しかし、奥様は決して取り乱すことなく、入院中の食事制限の管理から日々の身の回りの世話、退院後のバリアフリー環境の構築に至るまで献身的に尽力しました。メディアの取材に対し、佐野氏は「嫁が泣き言を一つも言わずに支えてくれたからこそ、自分も絶望の淵から這い上がることができた」と深謝の言葉を口にしています。
SNSやネット掲示板、ニュースコメント欄には、公表当時から現在に至るまで膨大な反響が寄せられています。
「子どもの頃、近鉄のマウンドで躍動する佐野投手を熱狂して応援していた。腕を失ったと聞いて涙が出たが、ブログで笑顔を見せてくれた時に本当の強さを知った」
「糖尿病がここまで恐ろしいとは思わなかった。自分の不摂生を猛省し、佐野さんの記事を読んで即座に健康診断を予約した」
「ピッカリ投法で見せたあの明るさは本物だった。形は変わっても、佐野さんは今も私たちにとって不屈のエースだ」
同情の声に留まらず、過酷な運命を受け入れて立ち上がるその姿勢に対して、心からの敬意と応援の輪が広がっています。