「キティ」という名前を聞くと、多くの人がサンリオの代表的キャラクター「ハローキティ」を連想しがちです。しかし、カクテル史においてこのカクテルが考案された背景は、キャラクターの誕生よりもはるか昔に遡ります。
語源として最も有力とされているのは、英語で子猫を意味する幼児語・愛称の「Kitty」です。これには主に2つの説が伝えられています。
ひとつは、「子猫が舐めても平気なほど口当たりが軽くて飲みやすい」という、アルコールの角が取れた甘口の仕上がりを形容した説。もうひとつは、愛らしくて親しみやすいカクテルのキャラクターそのものを「小悪魔的で可愛らしい子猫」に見立てたという説です。
つまり、カクテル自体の歴史的起源はサンリオとは無関係です。しかし、その共通するキャッチーな名称から、後述するように公式ライセンスによる「ハローキティのコラボ酒」が商品化されるなど、カルチャーの交差点として現代でも独自の進化を遂げています。