大手芸能事務所の太田プロダクションに所属し、タレントや歌手として多岐にわたるメディア露出を続ける中で、彼は東京家政大学短期大学部(幼児教育学科)の通信教育課程に入学した。かつてフジテレビ系『クイズ!ヘキサゴンII』の爆発的なブームで脚光を浴び、『ウルトラマンダイナ』の主演アスカ・シン役でも国民的知名度を誇るつるの剛士が、大人になってから大学の門を叩いた決断は容易なものではなかった。
過密なスケジュールの中で勉強時間を捻出するため、彼が考案したのが徹底したスキマ時間の活用と「家族を巻き込むアウトプット勉強法」だ。ロケの移動車内や本番前の楽屋ではスマートフォンアプリを使って過去問を反復練習。自宅に戻れば、学んだばかりの発達心理学や保育理論の知識を我が子たちにわかりやすく解説してみせることで、自身の理解度をチェックした。単なる丸暗記ではなく、実生活の体験と結びつける勉強スタイルこそが、多忙を極める芸能活動との両立を支えた大きな秘訣といえる。