東京・原宿や大阪・心斎橋を歩けば、美容クリニックの広告が街を覆い尽くしている光景に出会う。だが、若者のスマートフォンの中で起きている地殻変動は、街頭広告の比ではない。
かつて美容整形といえば、秘密裏に行うもの、あるいは限られた富裕層の嗜好品だった。その既成概念を粉々に打ち砕いたのが、韓国発の美容医療プラットフォームの台頭だ。2026年現在、日韓両国の渡航制限完全解除と格安航空会社(LCC)の増便、そして為替相場の安定も手伝い、「週末にソウルへ飛んでポテンツァやボトックスを打ち、日曜夜に帰国する」というスタイルが日常化した。情報アクセス障壁がゼロになったことが、この熱狂の最大のエンジンだ。