食の安全を守る行政の枠組みにおいても、エビは極めて重要な位置を占める。食品表示法において、エビはアレルギー発症数や重症度の高さから容器包装への表示義務がある特定原材料に指定されている。加工食品はもちろん、外食時の調理器具を介したクロスコンタミネーション(混入)にも十分な注意が必要だ。
厚生労働省は消費者や医療従事者に向けた安全啓発を強化しており、行政と医療機関が連携したアレルギーポータル事業を通じて最新のアレルゲン情報や正しい知識の普及に努めている。誤食を防ぐためには、個人の注意だけでなく、社会的・行政的な情報基盤を活用することが不可欠となっている。