もともと星海社のWebサイト「最前線」およびSNS上で連載がスタートした『幸せカナコの殺し屋生活』。ウェブコミックという自由度の高いプラットフォームがあったからこそ、この破天荒なコンセプトは芽吹いた。形式にとらわれない4コマ形式の連続投下は、瞬く間に読者の心を掴み、SNS特有の爆発的な拡散力を発揮した。
過激なテーマを扱いながらも、多くの共感を集めた背景には、現代の働く人々が抱える鬱屈としたストレスがある。既存の漫画業界におけるジャンルの枠組みを打ち壊し、ギャグとサスペンスを完璧に融合させた本作の手法は、近年のSNS発コンテンツの中でも指折りの成功例といえる。