長男であり、東京・丸の内にある相田みつを美術館の館長を務める相田一人氏は、父親としての彼の日常を「言葉に対して恐ろしいほどの執着と情熱を持った人だった」と振り返る。一枚の紙に幾度となく同じ文字を書き直し、納得がいかなければ何百枚もの用紙を破り捨てていたという。
現在、同美術館では従来の作品展示にとどまらず、作品が誕生した時代背景やアトリエの再現空間を通じて、彼の精神世界を体感できる企画展を展開している。来館者が自らの人生と作品を重ね合わせ、深い自己対話を行える場として、国内外から訪れる多くの人々を魅了し続けている。