日本の遊園地における安全神話は、2000年代以降の重大事故によって大きく崩れ去りました。国内の遊園地死亡事故まとめを振り返ると、2007年に大阪の「エキスポランド」で発生したコースター「風神雷神II」の車軸破断による死亡事故が記憶に新しいところです。この事故では金属疲労の放置が原因となり、結果的にエキスポランドは閉園へ追い込まれました。
エキスポランドの事故が「機械・構造物の経年劣化と定期検査」の課題を突きつけたのに対し、東京ドームシティの舞姫事故は「日々のオペレーションと人為的ミスの防止」という運用管理の脆弱性を白日の下に晒しました。
これらの一連の事故を契機に、国土交通省は建築基準法に基づく定期報告制度や昇降機・遊戯施設の定期検査基準を厳罰化。遊園地業界全体で、二重の安全確認プロトコルの義務付けや、マニュアルの見直しが急速に進むことになりました。