もうひとつ、彼女への評価を大きく揺るがしたのが、レスリング界を揺るがした内部告発と組織の混乱だ。母校である至学館大学のレスリング部監督だった栄和人氏によるパワーハラスメント問題が表面化した際、日本レスリング協会の副会長や指導的立場にいた彼女の対応に注目が集まった。
恩師である栄和人氏への感謝と、被害を訴えた後輩選手たちとの間で、言葉を濁すような言動を見せたことが一部の不信感を招いた。激しいネット炎上が発生し、メディア前での態度が「第三者的な静観」と捉えられたことで、「身内に甘いのではないか」という批判が噴出。競技者としての実績とは別のベクトルで、世間の厳しい視線に晒されることとなった。