Linked Horizonというプロジェクトを理解するうえで不可欠なのが、その特殊なユニット形態だ。主宰者であるRevoが描く音楽的世界観を中心に、作品ごとのコンセプトに最適化された奏者が集結する。これは彼が長年主宰してきた自作の物語音楽ユニットであるSound Horizonの思想をベースにしつつ、他作品とのコラボレーションに特化させたプロジェクトである。
固定のメンバーを縛り付けないこのスタイルは、作品ごとに求められる音像へ柔軟にアプローチできる強みを持つ。ヘヴィメタル調の激しいギターリフから、フルオーケストラによる荘厳なクラシック的アプローチまで自由自在だ。変化を恐れない柔軟な編成アプローチは、旧来の枠組みにとらわれていた日本の音楽産業においても新鮮な驚きをもって受け止められた。