今回の事態の裏には、現代の高等学校教育が直面する構造的な課題が存在する。今の高校生は、生まれた時からインターネットが存在したデジタルネイティブ世代だ。彼らにとってSNSへの動画投稿は、放課後の中庭でのおしゃべりと変わらない感覚で行われることが多い。
だが、その「ノリ」や悪ふざけは、ひとたびネットワーク上に放たれれば公開の場に晒される。特に愛知県名古屋市内でも高い知名度を誇る学校ゆえに、校名そのものが閲覧数を稼ぐ「強力なフック」として消費されてしまった側面は否定できない。個人的な過ちが、グローバルなネットワークによって増幅される構造の危うさがここにある。