大手がこぞって進出を図る日本の外食産業において、チェーン展開の成否を分ける最大のカギは自社工場からの自社物流網、いわゆるドミナント戦略にある。食材の徹底した鮮度管理と圧倒的な低価格を実現するためには、配送ルート上に一定密度の店舗が存在しなければならない。
山陰エリアは地理的な孤立や人口密度の問題から、大型物流センターからの配送コストが重くのしかかる難所とされてきた。従来型のファストカジュアル業態であれば撤退リスクを考慮して二の足を踏むのも無理はない。
それでも配送ルートの再編と近隣拠点からの供給ラインが整備されたことで、採算ラインをクリアする目処が立ったのだという。壁を越えた先に待つのは、広大な未開拓市場の熱気だ。