事態はタレントの健康問題という最も深刻な領域へと突入した。SNS上で意識不明の重体となった様子とされる画像が投稿され(後に削除)、病院への緊急搬送と静養が伝えられると、世論の空気は一変した。熱狂的なバッシングから一転、過度な追い込みに対する批判の声が上がり始めた。
デジタル空間における批判は、対象者がどれほど精神的に追い詰められていても容赦なく届き続ける。匿名性の陰に隠れた投稿者たちは、自らが「正義」を行使しているという錯覚に陥りやすい。病院のベッドに横たわる姿すらもコンテンツとして消費される現実の恐ろしさに、多くの人々が戦慄を覚えた。