重婚が法律で認められていない日本において、彼の生活は当然ながら法的な一夫一婦制の枠外にある。籍を入れることができるのは法律上の妻ひとりだけであり、他のパートナーとは重婚的内縁関係、すなわち事実婚という形を取るしかない。
この法的な制約を逆手に取るように、彼はそれぞれの女性との関係性をフラットに保ちながら部屋を分けるなど、独自のルールで均衡を保っているとされる。法律という制度の限界点を軽々とすり抜けるそのやり方は、制度疲労を起こしている日本の婚姻システムに対する、図らずも痛烈な嫌がらせのようにも映る。