長年、地域の懸案事項だった駅周辺の動線と地下空間の暗さ。それらを劇的に改善したのが「2026年駒沢大学駅周辺再開発事業」だ。東急電鉄が主導したこのプロジェクトでは、駅ビルの新設にとどまらず、地上と地下をシームレスにつなぐエレベーターやエスカレーターの増設、さらに地域住民が立ち寄れる防災機能を備えた広場が整備された。
取材に応じてくれた地元自治会の関係者はこう語る。「これまでの駒沢大学駅は、国道246号と首都高速3号渋谷線の高架下に隠れ、どこか武骨な印象がありました。しかし今回の再開発で自然光が差し込む地下駅舎となり、バリアフリー化も完遂された。ベビーカーを押す子育て世代や高齢者にとっても、格段に歩きやすい街へと生まれ変わったのです」。単なる老朽化対策を超えた「駅と街の一体化」が、ここに結実している。