当時の関係者が明かす知られざるエピソードがある。番組出演が決定した当初、水球界の内部からは「テレビに出て競技がおろそかになるのではないか」という厳しい視線も少なからず存在したという。
しかし、保田は一切の言い訳を排除した。遠征先でも自主トレを欠かさず、代表合宿では誰よりも過酷なメニューを自らに課した。結果で周囲の雑音をねじ伏せたのだ。テレビタレントとしての華やかさに流されることなく、水球男子日本代表としてのプライドを守り抜いた彼の真摯な姿勢こそが、チームメイトや監督からの絶大な信頼を勝ち取った真の理由だった。