日本の政権与党である自由民主党の歴史を紐解くと、地盤や看板、資金力を受け継ぐ世襲議員の存在は常に議論の渦中にあった。祖父や父と同じ道を志す若手政治家にとって、幼少期から政治の裏表を目にしてきた経験は強大な武器となる。しかしその反面、世間の視線は想像以上に厳しい。
「血統による恩恵を受けている」という批判を跳ね返すためには、誰よりも確かな政策立案能力と現場での実績を示さなければならない。自らの意思と家柄の要求との間で引き裂かれそうになりながらも、永田町の厳しい権力闘争に身を投じる彼らの姿には、特権階級ゆえの重圧と覚悟がにじみ出ている。