勿忘草の花言葉に怖い意味はある?「私を忘れないで」の由来と色別の真相

勿忘草の花言葉に怖い意味はある?「私を忘れないで」の由来と色別の真相

勿忘草の花言葉に怖い意味はある?「私を忘れないで」の由来と色別の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

勿忘草の学名は「Myosotis(ミヨソティス)」といい、ギリシャ語で「ネズミの耳」を意味する葉の形状に由来します。しかし、世界中で親しまれている英名「forget-me-not」や和名「ワスレナグサ」のルーツは、中世ドイツに伝わる哀切な騎士道伝説に遡ります。

ドナウ川の岸辺を歩いていた若き騎士ルドルフと、その恋人ベルタ。川の急流のほとりに咲く美しい青い小花を見つけたベルタのために、ルドルフはその花を摘もうと足を踏み入れました。しかし、足元を滑らせた彼は、重い甲冑の重みもあって激流に呑み込まれてしまいます。

自らの死を悟ったルドルフは、命がけで手折った青い花を岸辺のベルタめがけて投げ込み、「Vergissmeinnicht(僕を忘れないで)」と言い残して水底へと姿を消しました。残されたベルタは、ルドルフの最期の願いを胸に、生涯その花を髪に飾り続け、彼の愛を語り継いだとされています。

この名高いドイツ伝説から、ドイツ語の「Vergissmeinnicht」が英語の「forget-me-not」へと翻訳され、明治時代に植物学者の大久保三郎氏が「勿忘草(わすれなぐさ)」と詩情豊かに訳出したことで、日本でも広く親しまれるようになりました。命を賭して愛を貫いたルドルフの叫びこそが、「真実の愛」「私を忘れないで」という不朽の花言葉の原点なのです。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。