宮内庁関係者が語る美智子さまの素顔には、深い教養と文化への敬意が溢れている。長年親しまれてきたピアノの演奏は今も生活の潤いとなっており、時には上皇さまの奏でるチェロと静かに音を重ねられることもある。
また、児童文学に対する造詣の深さも広く知られるところだ。まど・みちお氏の詩を英訳して世界に紹介された功績や、子どもたちに向けた温かなメッセージは、国境を越えて称賛を集めてきた。身近に接する職員に対しても常に感謝の言葉を忘れず、細やかな気配りを見せられるお人柄は、お側近くに仕える人々にとって生涯の誇りとして語り継がれている。