なぜ麹がここまで美肌に有効とされるのか。その科学的根拠の筆頭に挙げられるのが「コウジ酸」の存在だ。かつて酒造りの現場で働く杜氏(とうじ)の手が、年齢に反して著しく白く瑞々しいことに着目した研究者たちによって発見された成分である。
コウジ酸は、メラニン色素の生成を司る酵素「チロシナーゼ」の働きを強力に阻害する作用を持つ。その顕著な効果と安全性から、1988年に「厚生労働省」から医薬部外品の美白有効成分として正式に承認された。市販の高級美白美容液にも広く配合されているこの有効成分を、自家抽出のフレッシュな状態で肌に届けられる点こそが、手作り麹化粧水の真の魅力と言えるだろう。