英語学習者が最も疑問に感じるのが、you got this you can do it 違いです。どちらも日本語では「あなたならできる」と訳されがちですが、言葉が相手に与える心理的プレッシャーと前提条件が大きく異なります。
「You can do it」は助動詞「can(〜できる可能性がある)」を用いているため、「頑張れば達成可能である」という潜在能力(Possibility)への言及になります。そのため、言われた側は「これから頑張って結果を出さなければならない」という未来へのプレッシャーを少なからず感じることがあります。
一方、「You got this」は完了形に近いニュアンスを持ち、「君はすでに十分な準備をしてきたし、その能力を持っている(Result is already yours)」という現状の肯定と全幅の信頼を伝えます。緊張している相手の不安を取り除き、リラックスして実力を発揮させたい場面において、現代のネイティブが「You got this」を好んで選ぶ理由はここにあります。
また、よく混同されるi got this you got this 違いですが、主語が「I」に変わることで「私に任せて」「ここは私が引き受けるよ」「大丈夫、自力でなんとかできる」という頼もしい引き受け表現になります。レストランでのお会計時に「I got this.(ここは私がおごるよ)」と言うのも定番の用法です。