初めてスナック バラードの暖簾をくぐる人に向けて、具体的なステップを紹介する。決して難しいことはない。むしろ、ルールを知れば知るほど、その奥深さに魅了されるはずだ。
入店から着席まで
まず、ドアを開ける勇気が必要だ。中を覗いてみて、満席でなければ「すみません」と声をかける。ママやスタッフが「いらっしゃい」と迎えてくれる。カウンター席かテーブル席に案内されるので、好きな場所に座ろう。
この時、気にする必要はない。スナック バラードは「一人客」が基本だ。グループで来ることもあるが、一人でふらりと立ち寄るのが最も自然なスタイルである。
注文と会話の流れ
座るとすぐに「お決まりですか?」と聞かれる。最初は「とりあえずビール」か「ハイボール」が無難だ。ドリンクが届いたら、ママや隣の客と自然に会話が始まる。
スナック バラードの会話の鉄則は「仕事の話はほどほどに」だ。むしろ、音楽の話、人生の話、あるいは何気ない日常の話が喜ばれる。ママはプロの聞き手だ。愚痴を聞いてもらうのも良いし、逆にママの人生相談に乗るのも面白い。
カラオケの作法
カラオケはスナック バラードの華だ。歌いたい曲があれば、遠慮なくリクエストしよう。ただし、いくつかの暗黙のルールがある。
- 順番を守る:他の客が歌っている最中に割り込まない。マイクが回ってくるのを待つ。
- 音量に注意:スナック バラードはライブハウスではない。大声で叫ぶような歌い方は避ける。
- 拍手と称賛:他の客が歌い終わったら、必ず拍手を送る。たとえ上手でなくても、それが礼儀だ。
- チップの文化:特に上手に歌えた時や、ママがリクエストに応えてくれた時は、千円札をチップとして渡す。これがスナック流の感謝の表現だ。