『新世紀エヴァンゲリオン』という世紀の傑作を生み出した庵野秀明監督の描く世界観に対し、作詞家の及川眠子は情熱的かつ鋭利な言葉の数々を打ち込んだ。「神話になれ」「ほとばしる熱いパトス」といったフレーズは、少年期の葛藤と宿命を鮮烈に象徴している。
興味深いのは、及川眠子自身が制作当時、アニメのコンテをほんのわずかしか見ずに作詞を書き上げたというエピソードだ。作品の核心を鋭く穿つ歌詞と、間奏の音響的コーラスが見事に共鳴した結果、視聴者の無意識に訴えかける力強いストーリー性が楽曲全体に宿ることとなった。